2015.11.12

ノンクラスプデンチャーとは

入れ歯における「ノンクラスプデンチャー」とは、歯を固定する為に使われる金属製のバネを用いず、樹脂製のプラスチックを使用して入れ歯を歯茎と密着させる部分入れ歯の事を指します。

今回は、金属アレルギーのおそれが無い部分入れ歯である「ノンクラスプデンチャー」についてご紹介をさせていただきます。

■ノンクラスプデンチャーとは

これまで一般的に使われていた従来の金属製のバネを使う部分入れ歯は見た目である審美性に欠け、金属製のバネを使っている事で金属アレルギーが患者様に出てしまうおそれがありましたが、金属製のバネを使わず樹脂性のプラスチックを使用して歯茎と入れ歯を密着させる「ノンクラスプデンチャー」の部分入れ歯が登場した事により、見た目も美しく金属アレルギーも解消出来るようになりました。

従来の金属製のバネを使用した部分入れ歯では、銀色をした合金などの金属製のバネが非常に目立ってしまって審美性に欠け、金属アレルギーのおそれが常にありました。
しかし新技術によって生まれたノンクラスプデンチャーでは「ウイング」と呼ばれる特殊な樹脂製のプラスチックを使用する事によってバネ(クラスプ)が不要の部分入れ歯が可能となり、金属アレルギーのおそれも無くなり、患者様の負担を減らす事を実現しました。

■ノンクラスプデンチャーのメリット

従来の部分入れ歯のような金属製のバネを使用していないノンクラスプデンチャーでは、金属アレルギーの心配も無く、入れ歯の構造自体も従来の金属製のバネを使用した部分入れ歯よりも薄く出来ている為に装着感が軽く、自然なつけ心地を体感する事が出来る点がメリットと言えます。

また、ノンクラスプデンチャーは従来の金属製のバネを使用した部分入れ歯よりも歯茎との密着性が高く、食べ物のカスが歯茎と部分入れ歯の間に挟まるといったトラブルも比較的少ないのも特徴です。

■ノンクラスプデンチャーのデメリット

金属製のバネを使用していないノンクラスプデンチャーは金属アレルギーのおそれも無く、審美性や装着感にも優れていますが、柔らかい樹脂製のプラスチックで出来ている為、2年から3年前後で部分入れ歯の寿命が来るので交換しなければいけなくなる、というデメリットがあります。

【歯医者での部分入れ歯の歯科治療は金属アレルギー対策を行っている歯医者がおすすめです】

歯医者で入れ歯や部分入れ歯などの歯科治療を受ける際には、従来の金属製のバネを使用した入れ歯を使用している歯医者での歯科治療では金属アレルギーの問題に十分対処出来ないおそれが出てきてしまいます。
その点、金属アレルギー対策を万全に行っている歯医者での入れ歯や部分入れ歯の歯科治療であればノンクラスプデンチャーなどの金属アレルギーが起こる心配が無い部分入れ歯の装着など、患者様の負担を減らした歯科治療を受ける事が可能です。
他院の歯医者で歯科治療を受けて金属アレルギーの問題が発生した場合でも、転院を行って金属アレルギー対策を行っている歯医者での歯科治療を受ける事で金属アレルギーの問題が解消される事も珍しくありません。
金属アレルギーでお悩みの方は、金属アレルギー対策を専門的に行っている歯医者での歯科治療をおすすめします。