当院がお勧めするアレルギー検査

検査 01

パッチテスト

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現在当院では、パッチテストをお勧めしておりません。

金属アレルギー検査としてパッチテストは広く行われている方法の一つです。
有用な情報を与えてくれることもありますので、これまで当院でもパッチテストを行っていましたが、このたび以下の理由からパッチテストを行うことを止めました。

血液検査(DLST検査)の正確性と精度の確認ができたため
血液検査(DLST検査)とパッチテストの正確性と精度が、ほぼ変わらないことが分かっています。
パッチテストの安全性への懸念があるため
アレルギー反応を誘発するテストであることから、検査後の症状悪化や新たなアレルギー誘発の可能性が懸念されます。
これまで何名かパッチテスト後に症状が悪化したと訴える方が当院にいらっしゃいました。

したがって当院では基本的にパッチテストをお勧めしておりませんが、もしパッチテストをどうしてもご希望される方は、十分ご相談の上で行わせて頂くことは可能です。ご検討ください。
※金属アレルギーに関する検査について詳しくはこちらをご覧ください。

検査 02

毛髪検査

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毛髪ミネラル検査
毛髪ミネラル検査とは、髪の毛から体内の栄養素「必須ミネラル」や
毒素「有害重金属 = 有害ミネラル」を分析する検査のことです。
あなたの体内にある必須ミネラル(カルシウム・マグネシウム・亜鉛・銅・鉄分など)のバランスと、有害重金属の蓄積を判定します。
毛髪は、体内のミネラルパランスが反映され、さらに検体としてとても安定していると言われています。

毛髪中に含まれるミネラル量は血液や尿の約10~50倍で、過去3~4カ月間のものを特に反映しています。

血液や尿は昨日、今日に食べたものなどが影響する可能性が高いですが、毛髪検査の場合にはその影響が少ないと考えられています。3~4カ月分のミネラルバランスから、生活習慣などの予測ができるのです。また、約3㎝(0.2g)の毛髪を採取するだけの簡単な検査ですので、安全で苦痛が少ないことも特長です。
代表的な必須ミネラルと不足すると身体に起こる可能性のあること
カルシウム
骨粗鬆症、喘息、発育不良、くる病、不眠症、神経症、アレルギー性鼻炎
マグネシウム
心筋梗塞、動脈硬化、痙攣、神経過敏、抑うつ症、不整脈、尿路結石
ナトリウム
現代で不足することはほとんどない
カリウム
心臓発作、便秘、腎不全、ガン、関節炎
亜鉛
発育不良、性機能低下、創傷治癒不全、味覚障害、腸性肢端皮膚炎
貧血、食欲不振、無力感、舌炎
セレニウム
ガンのリスク増、筋力低下、白内障、心臓への影響

検査 03

尿・便・血液検査

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尿・便・血液検査

検査風景

アレルギー体質の方は、重金属が蓄積している場合や、腸内細菌のバランスが崩れている場合があります。尿検査や便検査で体内の重金属の蓄積や、腸内環境を調べることができます。
また近年、慢性炎症がアレルギーや生活習慣病などのリスクになると言われています。体の慢性炎症を血液検査で測定することも可能です。

検査 04

口腔内電流検査

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私たちの口の中は湿潤状態です。そのため、虫歯治療などで歯を削った後の詰め物に金属を入れると、電池と同様の原理で口腔内に電流を発生させます。これをガルバニック電流・ガルバニー電流と言います。
その結果、自律神経(交感神経・副交感神経)を乱し、不定愁訴といわれる症状を引き起こすといわれています。

毒性歯科金属によって発生する口腔内電流
口の中の金属は帯電しやすく、ガルバニー電流という微弱電流を生じて、脳へ様々な信号を混乱させたり、頭痛や関節痛を悪化させることもあります。また、疲れが取れにくい、眠りが浅い、眠れないなどの不調を起こすころがあります。
診断方法

放電機能付き口腔内電流測定器「ゼロテクター」や「オーラルテクター」を用いて検査を行います。詰め物に使われた金属に溜まっている電流を放電することで、噛み合わせのずれや、肩こり、頭痛等の不具合や症状が軽快していると感じられれば、口腔内電流が原因であるという診断診断ができます。

放電機能付き口腔内電流測定器を使い
歯科金属に溜まった電流を放電
  • 口腔内電流測定器
  • *
  • 頭痛や肩こりなどの症状が改善
  • *
  • 症状の原因は口腔内電流

検査 05

電磁波テスト

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私たちの身の回りには、携帯電話やパソコン、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ・・・様々な電化製品があふれています。口腔内にある金属は「アンテナ」と同様の原理で電化製品が発する電磁波を集積します。これにより、電磁波過敏症などの症状を引き起こし、体調不良などを起こすことがあります。

身の回りの電磁波

診断方法

口の周りにアルミホイルを巻くことで、歯科金属が集積してくる身の回りの電磁波を一時的に遮断してみます。これにより症状が改善すれば、電磁波の影響をうけている可能性があると診断できます。アルミホイルの着脱を数回行うことで、症状の再発→改善を繰り返すようであれば、電磁波によるところが大きいと考えられます。

歯科金属にあつまるの回りの電磁波を遮断
  • 電磁波テスト
    口の周りにアルミホイルを巻くことで一時的に電磁波を遮断します
  • *
  • 症状が改善
  • *
  • 症状の原因は電磁波

電磁波テストの診断サイクル

検査 06

遺伝子検査

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遺伝子検査 検査風景

熱変性・アニーリング・伸長反応によって目的とするDNA領域を増幅させます。
そのDNAに蛍光物質が入るようにしており、その蛍光強度を測定することで、リアルタイムに増幅量を知ることができるのです。
この方法により、特定の細菌を定量的に調べることが可能になりました。

遺伝子検査の結果からわかること

遺伝子検査で特定の歯周病菌がどのくらい存在するかがわかります。すなわち、正確な診断・的確な治療が可能

  • 生活習慣病なのか、歯周病菌の感染によるものかの判断
  • 抗菌薬使用の必要性の判断や抗菌薬の種類の選択に活用

(例)Red Complex(歯周病菌の悪玉3菌種)の値が高い場合はセフェム系の抗生剤を投与するなど

検査対象細菌(歯周病原因菌)

「Red Complex(3菌種):P.gingivalis (P.g)、T.denticola (T.d)、T.forsythia (T.f)」「A.actinomycetemcomitans (A.a)」「P.intermedia (P.i)」「Fusobacterium nucleatum (F.n)」

遺伝子検査を受けるメリット
メリット1 歯周病の治療が科学的になる「Rotor-GeneQ:遺伝子解析装置」「QIAgility:自働分注器」

特定の歯周病菌の量を数値化できるので、

  • 患者様にとってわかりやすく、モチベーションの維持にも有効的。
  • 抗菌薬の選択を根拠をもって行える。
インプラント治療風景 メリット2 インプラントの治療が安心して行える、インプラント周囲炎の予防につながる
メリット3 医科歯科連携に対応できる 歯科的アプローチと医科的アプローチ
厚生労働省は、医科と歯科の連携を推進しています。
なぜなら糖尿病や動脈硬化など、多くの慢性内科疾患は、歯周病と関係があることが分かってきており、治療のためには、医科と歯科両方のアプローチが必要だからです。
ところが、現実的にはその連携はあまり進んでいないのが現状です。
その理由の一つとして、医科と歯科の言語の違いがあります。
歯科医が歯や口の病状を表す言語が、医科の先生達にとって、わかりにくいものとなっています。
これまで、歯周病の状態を表す検査データは、主観的なものが多く、医科の先生も分るような客観的なものがありませんでした。
遺伝子検査の登場により、客観的に歯周病菌の状態を示すことができるようになったので、医科の先生達にもよりご理解いただけるようになりました。
遺伝子検査データが、共通言語となり、医科歯科連携の推進を助けてくれています。

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