2015.11.07

金属アレルギーの主な原因とは

■金属アレルギーの主な原因とは

時計やアクセサリーをつけると、金属による皮膚のかぶれに悩んでいる人が沢山おられます。やたら痒いのでついついかきむしってしまい、皮膚を傷めてしまうことが多いです。いろんなことが考えられますが、よくよく調べてみたら金属アレルギ-の体質であったということが判明することがあります。そしてどの金属に反応するのかをパッチテストで調べてみたら以前、地元の歯科で歯医者さんに治療してもらった被せの金属に含まれるメタルに強いアレルギ-反応が出ることがあります。つまり、原因不明の皮膚疾患に悩まされ、効果的な治療方法が見つからず困っていたら、その原因は実は金属にあった、なんてことが沢山あります。

金属アレルギーは、「接触皮膚炎(せっしょくひふえん)」と言われていて、皮膚科外来の方の1/3が発症している業界的にはよくある皮膚疾患にあたります。刺激物質に触れることでも多くの人に起こりうる「刺激性接触皮膚炎」と、特定の刺激物質にアレルギー反応のある人だけに「アレルギー性接触皮膚炎」の二つに分類されます。主たる症状は、かゆみや痛みを伴う皮膚の炎症、水泡・湿疹・紅斑です。この金属アレルギーは、金属が直接アレルギーを引き起こすのでは有りません。多くの人がそう考えていますが、実は、金属が汗や水に溶けてイオン化し、アレルギー反応をおこすアレルゲンを作り出してしまうから諸症状が出るのです。諸症状を緩和、もしくは根絶させるためには、何に対してアレルギ-があるのかを調べると、なぜそうなったか、今後どうしたらいいのかというのがはっきりと見えてきます。

患者さんから、口の中の口内炎等が治らない相談を受けた時、歯科の歯医者さんは真剣に悩みますし、取りあえずバッチテストを進めるはずです。このバッチテストでアレルギ-体質が判明した場合、歯科治療に使用した金属が長期間の間に、口の中で溶けだして、過剰に体に取り込まれることでアレルギー反応が起き他のだと考えられます。それが金属アレルギーの主な原因の一つと断言できるでしょう、日本人の12人に1人が、金属アレルギ-予備軍だと言われていて日本の歯科医療のグレ-歴史であるとも言えるでしょう。この歯科金属での金属アレルギーにより、口の中の粘膜の荒れと、金属アレルギーとして、全身の皮膚のかゆみや湿疹が起きることがあります。というのは、歯科金属の金属イオンが、長い間に少しずつ溶け出して広く体の各部に広がり、アトピーのようになってしまうことがあります。その為の歯科治療法としては、有害金属を口の中から除去して、害の無いメタル代替材料に変える必要があります。