2015.11.22

金属アレルギーを悪化させない為の対策

様々な種類の金属が人の身体にかゆみ、かぶれ、じんましん、体調不良などの悪影響を及ぼす金属アレルギーは、歯医者で使用される歯科治療用の詰め物である金属製のインレーやかぶせ物である金属製のクラウンが原因となって発症する例が増えている事が明らかになってきています。

金属アレルギーはぴたっとアレルギーなどの身体症状を止める事は難しく、金属アレルギーの原因と思われる金属を出来るだけ身体に着けないようにするなどの対策が有効となります。

今回は、「金属アレルギーを悪化させない為の対策」についてご紹介をさせていただきます。

■金属アレルギーを悪化させない為の対策方法

金属アレルギーがパッチテストなどで確定された場合や、金属アレルギーの症状が出てきていると疑われる場合には、患者様が自分自身が身に着けている金属製の物を出来る限り外してゆく事が金属アレルギーを悪化させない為の基本的な対策方法となります。

1.まずは歯医者で金属アレルギー検査を行いましょう

金属アレルギーを悪化させない対策を行う場合には、まず最初に金属アレルギーに悩む患者様は歯医者で使用する歯科治療用の金属製のインレーやクラウンが原因となっているかを金属アレルギー対策を行っている歯医者での検査で金属アレルギーの原因を確定させ、金属アレルギーの悪化を食い止める方法が有効です。

2.昔のアマルガムによる歯科治療用の金属は直ちに取り除く

昔の日本の歯医者では水銀が含有している「アマルガム」と呼ばれる金属を歯医者での歯科治療で使用していました。

このアマルガムは溶け出しやすい性質を持つ水銀を使っている為に金属アレルギーの原因となりやすい事から、まずはアマルガムのインレーがある場合にはインレーを取り除き、他の金属もしくはセラミックインレーなどの陶器製のインレーに詰め物を変える事が有効な金属アレルギー対策となります。

3.錆びている金銀パラジウム合金や銀合金は取り除く

銀歯と呼ばれる金銀パラジウム合金や銀合金を使った歯医者での歯科治療を受けた患者様はこれらの金属が経年劣化により錆びてお口の中に溶け出した事で金属アレルギーを発症してしまう場合がありますので、金銀バラジウム合金や銀合金のインレーやクラウンがある場合には取り除き、別の金属やセラミックなどの非金属のインレーやクラウンに変更する事で金属アレルギーに対する有効な対策となります。

【金属アレルギーを起こしにくい歯科治療】

歯医者での歯科治療で使われる金属の中には患者様に金属アレルギーを引き起こす原因となってしまう金属がある為、歯医者での歯科治療は金属アレルギーに対する専門的な対策を行っている歯医者で金属アレルギーを起こしにくい金属や非金属のセラミックのインレーやクラウンを使用して歯科治療を受ける事をおすすめします。