2015.11.11

オールセラミックとは

歯医者で歯科治療を受けて虫歯を治療する際に、インレーと呼ばれる詰め物やクラウンと呼ばれるかぶせ物を削った歯に装着しますが、従来の金属で出来た金属製のインレーやクラウンでは患者様に金属アレルギーの問題が発生してしまうケースがありました。

そこで金属製のインレーやクラウンに代わって金属アレルギーを起こしにくい陶器で出来ている「オールセラミック」のインレーやクラウンが使われるようになってきています。

今回は、「オールセラミック」についてご紹介をさせていただきます。

■オールセラミックとは

これまで歯医者での歯科治療では銀歯と呼ばれる金銀パラジウム合金や、金歯、アマルガムなどの金属を使用して虫歯を治療した歯にインレーやクラウンを装着してきました。

しかし、これらの金属製のインレーやクラウンは金属の為審美性に欠ける部分がある上、金属アレルギーが出てしまうおそれがありました。

そこで金属製のインレーやクラウンの代わりに、審美性にも優れていて金属アレルギーも起こしにくい陶器で出来ているオールセラミックのインレーやクラウンが歯医者での歯科治療で用いられるようになってきたのです。

■オールセラミックのメリット

オールセラミックは陶器で出来ているので白い色をしており透明感も高く、審美性に優れています。
オールセラミックのインレーやクラウンは一見すると天然の歯と見分けがつかないほど自然な色をしている点が特徴です。
また、金属アレルギーも起こしにくく、従来の金属製のインレーやクラウンが原因で金属アレルギーを起こしていた患者様にとっては負担が少なくなるというメリットがあります。
そしてオールセラミックはプラークや汚れがつきにくい、という性質も持っており、変色しにくいのも特徴です。

■オールセラミックのデメリット

オールセラミックのインレーやクラウンは陶器で出来ている為、金属のインレーやクラウンより割れやすいという欠点があります。
また、オールセラミックは保険診療は適用されない自費診療での歯科治療となる為、費用が高額になります。

【歯医者での歯科治療のご相談は金属アレルギー対策を行っている歯医者がおすすめです】

日本の歯科治療を行っている歯医者の多くは、患者様の金属アレルギーの問題について注視していない歯医者がまだまだ多く、金属アレルギーに十分対応出来ていない現状があります。
金属アレルギーは日々の生活に様々な悪影響を及ぼすおそれがある症状の一つであり、歯医者での歯科治療で金属のインレーやクラウンを装着した事によって金属アレルギーの症状が悪化する事もありますので、歯医者での歯科治療は金属アレルギーの専門的な対策を行っている歯医者を選ばれてご相談をされる事をおすすめします。