2015.11.23

アルミニウムについて

■金属アレルギ-とアルミニウム

ある日突然にカリカリと皮膚に炎症が起きたり、非常に痒くて痒くてたまらなくなったりするのが、典型的なアレルギ-反応です。

ねぎアレルギ-とか冬場の花粉症とかがその典型的な物で、花粉症の方は原因とメカニズムが非常にはっきりしています。誕生してからアレルギ-が出るまで特定の花粉を吸い続けて、一定量に達したために花粉症になり増したということになりますし、ねぎアレルギ-の方は、原因がはっきりしていないところがありますが、ネギを食すると皮膚に異常が出るし、けいれんが出た利することがあります。

歯科金属アレルギ-は、一見そんな風なわけのわからないアレルギ-のように最初は扱われていたようです。血液検査とかパッチテストとかが普及して、以前に受けた歯科治療の口内に残こされた金属のせいで、金属アレルギ-が起きているのですが、そのことに皮膚科の医師、あるいは歯科の歯医者さんが自然と考えるようになったのは、最近になってのことであります。つまり専門バカで、いまだに、虫歯の治療は得意だが、アレルギ-反応に対しては、患者さんと同じレベルの歯医者さんが沢山おられます。

金属アレルギ-を起こしやすい金属には、 ニッケルが一番多いでしょう。化粧道具やコイン、アクセサリ-、ピアス、食器、キッチン道具、タバコなどにも含まれています。

それ以外にも、コーヒー、紅茶、チョコレートにもはいっています。そして クロムも生活用品全般に使われています。ステンレスは、鉄とクロムの合金で、メッキにはクロムが使われることが多いです。そして歯科治療においては、パラジウム・イリジウム・インジウムが保険適用で歯の詰め物に使われています。

かつて、虫歯治療においてはほとんどがこれらの金属ガ使われていたのですから、過去に歯科で歯医者さんの手で治療を受けた人たちは、みな体内にこれらの金属を抱いているといえるでしょう。当然金属アレルギ-がある確率で発症しているはずです。そして アルミニウム、鉄、チタンは、日常生活のものに非常に多岐に渡って使われています。

接触無しに暮らしていくことはむつかしい状況であります。 缶、時計、アクセサリー、家具などあらゆるところに見受けられます。口内治療の歯の詰め物にアルミニウムの合金は使われていました。これらの金属は、当時は正規の歯科治療のメニュ-でありましたし、当時の歯科の歯医者さんには金属アレルギ-に関する懸念とかはほとんどなかったので多くの人が、金属アレルギ-候補者群であるとも言えます。

金属アレルギ-と判明した場合は、歯科の歯医者さんと相談して、金属の詰め物、被せ物を非金属のものに変えることを実施しましょう。かなりの確率で金属アレルギ-の症状が緩和されるはずです。具体的には、口内炎、口角炎、舌炎、口腔扁平苔癬、扁平苔癬あたりはだんだん収まっていく場合が多いです。