身体のどこか一部分で慢性的な細菌感染等の炎症があり、多くの場合、それ自体は無症状であったり、軽微な症状でありますが、これが直接関係のない他の臓器に影響を悪影響及ぼし、障害を起こすことを言います。
当院でも、口の中の病巣が原因となり、皮膚の病気を起こしていたり、悪化させていると思われる症例が多数あります。
この場合の治療としては、口腔内の病巣を取り除く除菌治療が必要です。
最近では、口の中の病気は、体のさまざまな病気の原因となりえるという研究や発表はテレビなどでも頻繁に扱われるようになりました。
病巣感染が起こる理由として以下のようなことが言われています。
…など
主に細菌が原因となると考えられますが、当院では歯科材料(特に金属イオン)や使用薬剤などによっても反応は起こるのではないかと考えています。なぜなら、抜いた歯を良く観察してみると細菌感染だけではなく、金属溶出や劣化した歯科材料が認められるからです。
プライス博士は、歯による病巣感染を実験的に証明した歯科医師です。約100年余前に発表されていました。
その実験内容は、歯科医療の根幹を揺るがすような非常に衝撃的な内容で、心内膜炎などの心臓疾患、腎臓疾患、膀胱疾患、関節炎、リウマチ、精神病、肺障害、妊娠合併症など、退行性疾患を持つ患者さんの見かけ上正常な根管充填歯を抜歯し、実験動物(ウサギ)の皮下に埋め込むと、その実験動物(ウサギ)は、患者さんと同じ病気を発症するというものでした。
また、比較対象として、感染のない健全な歯や、滅菌した他の物質を実験動物に移植しても、健康には何ら影響を認めないことも確認されました。
比較対象があることにより、感染している歯(病巣)が、病気を引き起こす原因となっていることの信憑性が高まりました。
病巣感染は、医師・歯科医師であれば誰もが知っている常識です。
しかし、その実態は、根管治療を軽視し、保存可能な歯をむやみに抜いてしまう歯科医師が増えてしまったというような歴史的な経緯もあり、あまり重要視されてきませんでした。
大阪空港(伊丹空港)でモノレールに乗り、「大阪空港駅」から1つ目、「蛍池」駅で降ります。阪急電車(宝塚線)に乗り換えて(モノレールと同じフロアでつながっています)、梅田方面の普通電車(各駅停車)に乗ります。2つ目の岡町駅で下車してください。岡町駅から歩いて10分です。
新幹線の新大阪駅で下車して、地下鉄御堂筋線新大阪駅の千里中央方面行きに乗り、4つ目の駅、桃山台駅で下車してください。(途中、江坂駅で路線が北大阪急行に変わりますが、そのまま乗車していて大丈夫です。)桃山台駅から阪急バスに乗って約10分です。中桜塚4丁目バス停下車すぐです。